小田原評定?

newmoonakiko2007-04-17

(仮)城下町ホールの市民への説明会がスタートした。設計者の山本理顕さん自らホールの設計を説明した。世界で一番素晴らしい多目的ホール小田原市民に使いこなせるか?今、真剣に望むホールは、都会に出なくては見られなかったり、聞けなかったりする良質な演劇や音楽を公演してもらえるホール。そして、私たち市民の文化の発表の場となることだ。しかし、小田原に綿々と続く、浄瑠璃、歌舞伎、日本舞踊、長唄などの演目を上演できない。これは、意外だった。市民参加でこの計画がなされていない証拠ではないか。
実施設計が終わった段階で、こんな集会になるのは信じがたい。山本さんは、「じゃ、どんなホールが欲しいの」と聞いてきた。「舞台風ではなくて閉鎖型の普通の舞台として使えるホール」「じゃ、同じ。同じ」って。同じじゃない。側で聞いていた職員が、「市民の声を聞いてできたわけで、どこが問題?」。今、いろいろな意見が出たのに聞いていないのか。
最後に「ここまできて、ごちゃごちゃ言うのは、まさに小田原評定だ」という発言もあった。ここで傍観者であって欲しくないが、これも小田原人気質かな。

最初の設計よりも、まともな形に見える。ただ、非対称のホールであることは確か。それから、この土地は、小田原市景観計画の中でも最重要な幸田、三の丸地区。城郭研究会などから、この地区への建設に根強い反対がある。さらにホールの隣は、警察署と地方裁判所である。灰色の車から手錠をした人たちが乗り降りすると、この付近に住む人たちが心配していた。なるほど。その隣に解放型の文化施設ね。もともとすでに借金できない市に神奈川県水道企業庁というお門違いな所からお金を貸してあげるからホールを作りなという話なのだ。うまい話には・・何かある。市民参加が出来ない理由もそれかもしれない。市長もさぞ苦しいことだろう。