長崎市長の死

newmoonakiko2007-04-19

長崎市長が暴漢に襲われたという第一報は外出先のテレビで見た。犯人は、市に恨みをもつ暴力団員。にわかに行政に対する利権がらみの脅迫や暴力がマスコミに出た。どこで調査されていたのか、全国の市町村の実態も明らかになった。9パーセントはいたしかなく暴力に屈したという。さて、本当にそのことが市長暗殺の原因だろうか。
伊藤市長が被爆都市の市長として憲法改正反対の急先鋒であることは想像にかたくない。国とは正反対の立場にある存在なのである。同じく平和都市宣言をした国立市市長上原公子さんは、今回の市長選には出馬しない。在野で活動したいというのがその理由だが、もしかして身の危険を感じたのかもしれない。
今平和を声高に言えない雰囲気がある。そんないやな感じがしてならない。暴力団は怖い。でも、その暴力団より怖いものがある。

この1ヶ月寝る前に読んでいた米原万理著「打ちのめされるようなすごい本」。週刊文春のコラム欄で読んでいたが、こんなにまとまるとうちのめされる。米原さんが、ガンと闘いながら、書き綴った書評だ。あまりに凄すぎて、睡眠時間に影響多大だったが、昨夜読了。