2007-04-20 座れば牡丹 俳句 立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花 という。昨今、こういう美人見ていない。で、いるんだろうか?どこかにいるとして、座れば牡丹である。貫禄のある美人なのであろう。座るという行為に内面の豊かさを見る。牡丹ちってうちかさなりぬ二三片 与謝蕪村 蕪村の観察力の鋭さ。散った牡丹を詠む。 牡丹のひとひら、ひとひらの存在感あっての句。 怨ためてゆるりゆるりと牡丹咲く 美人の内面には毒もあるさ。獅子にも仏にもよく似合う。