若手官僚の憂鬱

newmoonakiko2007-06-11

昼間、仕事をしながら、国会中継を聞く。年金の不払い問題。野党の激しい追及にも我関せずという総理。どんな対処をしているか、長々と説明する若手官僚。その声にありありと、「こんなに一生懸命やっているんですよ。何か文句あります?」という居直りが見える。というより、諸先輩のいいかげんな仕事の尻拭いをなんで俺がやんなくちゃいけないのというところかな。確かに。バレた時は、自分はその職務にいないから責任をとる必要がないとタカをくくっていたのではないか。今、国内で起こっていることはみな過去の清算である。この時代にめぐり合わせで生まれてきたのが不幸のもとなのだ。やってられないだろうが、不正をするより不正の処理をするほうが、なんぼか良心に恥じないだろう。それにこれ単純なサボタージュのように思える。公務員個人の損害賠償の世界の話ではないか。しかし、こんな処理をしていたら、国の経済の破綻は目に見えているし、君の職場はいずれなくなる。そうなって、はじめて新しい社会が生まれるのか、生まれないのか、今はまだわからない。

憂鬱な日本。しかし、街角にはバラが咲いているよ。