[健康]風邪の効用

newmoonakiko2008-01-31

写真の人が整体の創始者野口晴哉氏。こういう人だったんだ。小田原に整体道場ができたのは昭和44年。野口晴哉の弟子たちもたくさん住んでいたようで、今でもその影響力は大きい。というより、再びその存在が注目されているというところか。
風邪は体の中にたまった毒素を汗や咳や痰にして出してくれる、いわば体の浄化現象というとらえ方だ。咳がでるとすぐに咳止め用の薬に走る人たちには、理解できないことだろう。せっかくのお風邪さまなのに。30年近く薬を飲んでいない私は、最近は風邪さえひかなくなった。なんだか、毒がたまってきているようで、ある意味こわい。免疫力がついてきたというべきだろうか。
しかし、現代風邪事情はそんな単純ではなくなって、効用ばかり言えなくなってきた。不自然な食べ物を食べている今、抗生物質がきかない。ひとつ間違えると命を落とす。ことに病院関係者は、耐性菌対策に戦々恐々しているという。この間、ノロウイルスにかかった友人がいっていたが、本当は有効な薬はなくて、ただただ嵐が過ぎていくのを待つしかないのだと。生き延びていくのはたいへんだ。鳥インフルエンザというやっかいな風邪対策は、タミフルだという。日本は、世界中のタミフルを買い集めているという話もある。2次健康被害のほうがこわいが、そんなことは考えてはいられないのだろう。しかし、もしもの場合は、外にでないで、じっとしているのが一番だ。そのためには食料は買いだめしておくこと。ウイルス性ではない、単純なお風邪さまが懐かしいが、予防も処置もそう違いがないようだ。戦ってはいけない。