真の文明

newmoonakiko2008-04-20

11月16日代々木オリンピックセンターで行われる国際有機農業映画祭。2日に渡り、上映映画の選考会に参加してきた。計16本の映画を立て続けに観た。有機農業といっても、農業、食、遺伝子組み換え、グローバル経済、市民自治、環境、平和等々、様々な切り口がある。鮮烈な印象だったのは、足尾銅山鉱毒事件に立ち向かった田中正造を描いた「赤貧洗うがごとき」だ。

真の文明は山を荒らさず川を荒らさず村を破らず人を殺さざるべし

歴史上、初めて経済の実権を持たない女性たちが自らの意志で今で言うカンパを出し合い、また、身をもって直訴をしたという事実も重い。山や川が荒らされることは、生存の危機。山がなくては生きていけないのは今も同じだ。

21世紀になっても、真の文明が築けなのはなぜだろうか?


写真は、シュタイナーの台所道具。もちろん、おもちゃ。シュタイナーのバイオダイナミクス農業をインドで普及する80歳の農学者のドキュメンタリィ映画「One man One cow、One Planet」も、おもしろい。