ゴスペル・ハウス

newmoonakiko2008-08-25

「ゴスペル・ハウス」は学校に行けなかったり、学習障害がある若者たちが、木工や塗装などの手仕事を身につけて、おもちゃなどの木製品をつくる仕事ができるように支援している団体。スリランカにある。写真の木のパズルは、そこの若者たちが作ったもの。「機械」より、「人」に仕事の機会を!をモットーにするフェアトレードカンパニー(株)が日本に紹介している。

小田原では、国府津にある「ちえのわハウス」が取り扱っている。以前、求めたワニのパズルが1ピース紛失。新しくやってきたのは、ゾウのパズルだ。小田原には木製品の技術はあるが、こういうものは、おみやげやさんに置いてあり、どうもセンスがイマイチのように思う。ドイツ製の木の教育玩具は、高くて手がでない。このパズルは、1500円。悪くない。ただ、ゾウの目がね。ないほうがいい。

ドッツの並べ方が、5進法がベターなのだが、スリランカ製は不規則のようだ。これはこれでおもしろいのだけれども。さて、パズルを壊してはめてみると、これがなかなか難しい。幼児の知能開発ではなく、高齢者にもいいかも。

ところで、板橋駅前にまさしく学習障害児たちが通う施設の子どもたちが、社会体験をする洋服屋が開業した。夕方、「お安くなりました」と旧道で宣伝する青年がいたが、少々驚いた。ものを売る体験もいいが、やはり手に職をつけるほうが大事ではないだろうか。彼らの中にある潜在的なアート感覚を発見できるかもしれない。洋服は多種雑多なもので、もしかしたら、ただただ安いだけのものを並べているだけかと思う。そんな場で彼らが自立できるんだろうか。

たぶん、同じような境遇にあるスリランカの青年は、こんな木工の技術を身につけ、日本人の子どもたちを楽しませることができる。どちらが、豊かだろうか。