[歌]コーラスをめぐって

newmoonakiko2008-09-27

コーラスデビューは無事終わった。実は、どんな方がどうして参加されているのかも知らない。ところが、今日ある方が、舞台に立つ前に私にこう言われたのだ。ざっと要約するとこうなる。

主人は、体の具合も悪いのにお酒をやめない。そのことで、いざこざが絶えなかった。習いごとを次々に始めて4番目がこのコーラスだった。時間つぶしでよいと思っていた。けれども、金子みすずの歌に接して、逆境の中でどうしてあんなに優しい歌が作れるのだろうか。もしかして、私の夫への見方が間違っていたのではないか?

私がいてあなたがいるのではなく、あなたがいて私がいる。

やさしさとは、眼差しを転換して初めて気づくものなのだ・・・。夫が、ようやく病院に行ってくれた。

それはよかったわね、としみじみうなずく私。

いろいろな体験を積んだ諸先輩でさえ、歌による出会いで人生が変る。歌だけでなく、人間はなにか体験していくことでしか学べない。いくつになっても。

内モンゴル出身のサラマンドホさんと古筝奏者タラ-さんの歌と演奏も見事で、感激した。モンゴルと日本の民謡があまりに似ていて、日本のルーツを思いおこした。サラマンドホさんは、福岡教育大学を卒業して現在は、御茶ノ水女子大学で民族音楽を学んでいるそうだが、日本の民謡に非常に興味があるという。ぜひ、日本民謡とモンゴル民謡の競演を聞きたい。