[食］地消地産スーパー
全国でも珍しい「食と農のまちづくり条例」を持つ愛媛県今治市で「第４回農を変えたい！全国集会ｉｎ今治」が２８日に開かれ、取材に行ってきた。大会前に今治市にある「さいさいきて屋」を視察。JAおちいまばりの直売所だが、日本最大規模年商２０億。大きいことはいいことだとは思わないが、漁協とも組み、畜産を加え、地域の食を一堂に集めてしまったのはすごい。バイキング方式の地消食堂、若い人好みのカフェ、サテライトスタジオ、さらに9反の農園に調理ができるオール電化キッチンつき。
農協の荷物集配システムを活用して宅配もＯＫだ。補助金なしで建てた地域農業振興施設。さすが、農協。直売所というイメージを壊して、若い人たちがたくさん来ている。ちなみに野菜類の手数料は１５％、加工品は１８〜２０％だそうだ。職員は5人、パート114人で運営。トップダウンではなく、ボトムアップでここまできたという。自慢は、売れ残りがないこと。これは、食堂と加工品づくりがうまく回っているということだろう。知恵と工夫に最敬礼。
