[暮らし］針仕事その２

２時間で仕上げた巻きスカート。これ私の父が小田原の老舗料亭「春日」から結婚のお祝いに頂いた品だそうだ。少し、しみがあるが、そのままでも着れる。しかし、どう考えても、孫である息子たちが着るとは思えない。いずれ、処分しなくてはと思っていたが、裁縫箱を出したついでに仕上げてしまった。

といっても、裁縫の先生が見たら、荒っぽいやり方に目をむくだろうが。まず、襟から下を裏生地をつけたまま切る。襟も切る。襟と着物下半分を縫い合わせれば出来上がり。すこし、ギャザーを寄せてもいいけれども、あえて着物の形のままにした。ボタンをつけて、伸縮性のある紐を巻いて、おしまい。

男物の着物は、おくみがないので、スカート丈にぴったり。着幅も広いので、巻きスカートにしても大丈夫。色も茶コールグレイで、どんな色でもあう。糸を解いてスカートにしたものを買えば、軽くン万円にもなるよ。

男物の着物と女の洋服は相性がいい。さて、明日この着物スカートを巻いて、電車に乗る。何人かの女性が近寄ってくる。説明しなくちゃ！スカートの作り方、なんだったらこの着物の由来からでもいいよ。