荒地にお花を

近くに御殿場線が走る下曽我の公園。かっては、葦に覆われた一角だったそうだが、その荒地をマリーゴールドの花壇にしたのが、「菜の花の会」。農業を営む磯崎さんの指導で菜園仲間の会員が土づくりから始めた。種から育て挿し芽で増やしたマリーゴールド。なんだか、とても品格がある。

大井高校の花壇、国府津商店街の花づくりをしている米阪さんなど多彩なメンバーにホール予定地の花壇についてお知恵を拝借する。水やりが難しいだろうから、乾燥に強い花がいいとか・・。みなさん、とても親切に教えてくださって恐縮した。ホール予定地の花壇づくりをするのは、街場の商店主の奥様が多い。お花は好きだけれども、実際どうやるかわからないというメンバー。思いかけずに小田原人同士が、花壇で交流することになった。

花いっぱい運動など全国規模の運動もいいが、これは一時的なものでなかなか持続できない。上から命令されると楽しみが義務となるからかもしれない。自分たちの創意工夫で地域を花いっぱいにしていく。不法投棄が絶えなかった荒地に花を植えたら、効果絶大だったという話を聞いたことがある。花の力恐るべし。