[環境]新幹線がすいている

夏休みの週末の新幹線。小田原から名古屋まで座れないことがある。満員の新幹線は、けっこうきつい。もっと速く走れという気分になる。ところが、昨日小田原ー静岡を往復したが、これが予想を裏切って、自由席もガラガラなのである。冷房も効いて、このままどこまでも行ってしまいたい。

高速料金1000円の影響で、どなたも車で移動中ということらしい。さて、この1000円の経済効果が、毎日新聞に掲載されたが、低炭素社会とはだいぶ矛盾していて笑ってしまう。春の大型連休の東名高速を対象に調査したところ、プラス効果では、昨年比6パーセント増の約112万台が利用、利用者はおよそ25億円の得をした。一方、マイナス面では、沈滞による時間ロス。これが19億、ガソリン代の支出増や新幹線の利用者減で30億円。制度による社会への影響は4億強のマイナスだったという。それよりも、CO2の排出量は昨年同期よりも5500トン増加。これは、1000世帯の年間排出量に相当するという。

地球温暖化をどうくいとめるか、これが日本の課題なのに車社会を増長させるような政策はいかがなものか。まぁ、車を持たない生活をしている私には関係ないけど。