お魚屋さん

2人分のお刺身にちょうどよい大きさの地物のかつおの片身が、250円。値段を聞いて、思わず安い!とつぶやいた私。でも、刺身にはしてくれないという。こんな安い魚を下ろすサービスなんて出来ないというのが、お兄さんの言い分だ。じゃ、刺身にして片身300円にしたらどうか、350円でもいい。地元のお魚屋さんは、軒並み潰れている。まず、肉屋が潰れたあたりで、大手スーパーがやってきて、八百屋が潰れる。魚屋、酒屋、豆腐屋、パン屋、文房具屋、電気屋がまだある街は珍しくなってしまった。

市場で仕入れる魚を新鮮なまま食べたいならば、地元の魚屋で買うのが一番。今が旬の秋刀魚は、1本100円だ。何でも揃うスーパーで買うなとは言わないが、せめて魚だけは魚屋さんで買いませんか?ちなみに魚屋さんの魚しか食べない猫もいるとか。(猫の舌は嘘をつかないのかも・・)商店は、みんなぎりぎりのところで頑張っている。お魚屋さんも、スーパーと同じ売り方をしないで、消費者と仲良く商いする道を考えてみたらどうか?とか話したら、ち
ゃんとかつおを刺身にして大根のツマまでつけてくれた。ありがとう!

100円でも200円でも地元にまわせばいいのだ。弱いものは弱いもの同士、つながる。そんなに難しいことではないように思うけれども。

写真は、郵便局の斜め前にできた「白い鯛焼きやさん」。経営は、地元魚のデパート「魚国」。魚屋さんの鯛焼きやさん。おもしろいです。