パンダの糞でゴミ減量

ノーベル賞をもじり、ユーモアあふれる科学研究に贈られる「イグ・ノーベル賞」。パンダの糞(ふん)に含まれる細菌で台所のゴミを90%減らせることを示した田口文章・北里大名誉教授が「生物学賞」を受賞した。消化しにくいササを主食にするパンダに目をつけ、上野動物園からパンダのフンをもらい受けて有用な菌を分離。その菌で生ゴミを分解して減量できることを実証した。田口さんは授賞式で「パンダの糞は臭くないので実験に好都合だった」と話し、会場の笑いを誘ったという。

生ゴミを分解させるために畜産の糞が有効なのは知っているが、どの動物の糞がいいかまで研究する学者がいたなんて本当おもしろい。腸内にいた菌が糞と一緒に出てくるんだね。フムフム。結局、自分が食べたものを分解するんだから、自分の糞が一番だと思いませんか?

ところで、ノーベル平和賞アメリカのオバマ大統領が選ばれたという。核は生ゴミのようには減量できない。