キャベツの値段

人参500gから200mlのジュースができるそうだが、今日有機栽培の人参を500g140円でゆずってもらった。とてもいい買い物だったと思う。これにキャベツやリンゴやミカンを加えて毎日飲んでいる。多忙に関わらず風邪もひかず、元気だ。

ところで、三浦半島でキャベツを栽培している鈴木誠さんが、私に向って「さぁ、せめてキャベツ1個200円で買ってくれない?そうでないと農家は赤字でもうキャベツは作れないよ」え、キャベツはいつもスーパーに行けばあると思っているから、突然キャベツがなくなると言われても想像ができない。
誠さんは続けて「今スーパーでキャベツ98円だとしたら、農家の取り分はほぼ半分。残り半分を中間業者と運送会社とスーパーがわけあう」1個49円のキャベツで農家が食べていけるにはいったいどのぐらいの面積がいるか?毎日毎日働いて休むこともできない。

誠さんは言う。「僕は消費者の人にいいたい。キャベツ1個を200円で買ってくれれば、農家はなんとか農業を続けていけるんだ。それができないというなら、日本の農業は終わりにしていいということだ」。あまり、このような話をしない誠さんから言われると、切羽詰っところにいることが分かる。

辛口農民作家の山下惣一さんが、「農業問題は消費者の問題。農家は生きていけないとなれば農業をやめるだけだ」と喝破したが、いよいよ消費者がしっかり現実をみて判断しなくてはならい時がきたようだ。食糧の安全保障は国が考えるべきと思うが・・責任者でてこ〜い。私か?あなたか?