宇宙に行く大豆

newmoonakiko2010-04-05

日本人2人目になる山崎直子宇宙飛行士がNASAからディスカバリーで飛び立ちました。その山崎さんが、8ヶ月間宇宙ステーション実験棟「きぼう」に滞在していた津久井在来大豆50粒とナカセンナリ大久井在来大豆50粒を持ち帰ってきます。津久井は神奈川県立相原高校、ナカセンナリは山梨県立農林高校に授与し、地球大豆と比較栽培研究をしながら大事に育てていきます。2012年の春までに味噌仕込み教室を実施し、冬頃には世界初の宇宙味噌の試食ができそうです。

さらに5月14日にはアトランティスで北海道から沖縄まで全国13箇所の地大豆を打ち上げ、11月頃エンデバーで地球に帰還させます。
今全国で実施しているのはその13箇所の宇宙大豆出発式と、趣旨説明記者会見です。秩父、小国、三重では大成功で、TVや新聞がたくさん報道しています。これから5日千葉。6日諏訪。7、8日熊本があり、4月中に、東京、奈良、広島、沖縄、青森、北海道をこなす予定です。
山形県小国町は秘伝大豆の他に「高きび、もちきび、あわ」の雑穀も上がり、さらに急遽川西町の紅大豆も参加する事になりました。

打ち上げに伴い、全国各地に子供の教育の一環として、「み子ちゃん宇宙大豆農園」が設立され、各地の地域限定食材としての拠点になっていく予定です。13箇所はそれぞれ「ご縁」で決定していきました。2012年までに大豆の自給率(現状6%)、目標40%越えを狙っていきます。夢は限りなく大きく(笑わないで下さいね)です。

以上、「神州一味噌」宮坂醸造営業部長さんからのメール。この部長さん、二宮尊徳の[一円融合と共働の思想]に痛く感銘。精力的に大豆を植えて、味噌文化を広めている。ところで、若い人の味噌離れはすすみ、売れ筋はインスタント味噌汁だそうだ。宇宙にまで大豆を飛ばして日本の食文化を守れるか、み子ちゃん!↓これ、収穫寸前の大豆。