[食]ペットボトル

あまりにも悩ましいペットボトル。甕で水汲みをするアジアの国々の女性たちが、このペットボトルの出現で水汲みが簡単になってよかった・・と思ったら、彼女たちは仕事がなくなって都会に出稼ぎにいかなきゃなんない。労働が減って、学校に行けるということにはならない。

一方、五島列島に旅した友人は、海辺に漂着したペットボトルの遺体にびっくりしたという。韓国語や中国語のラベルつきのペットボトルだったらしいが、そもそもは日本製のリサイクルボトルかもしれない。世界中のペットボトルが、海流に乗ってしまったらどうなることだろう?

日本では、容器包装リサイクル法ができて、平成9年度からペットボトルは、分別収集されるようになった。ペットボトルは、貴重な資源と思い込んでいるが、本当にそうかは疑わしい。ただ、便利なのである。小田原市では、日糧4.9トンのペットボトルを処理する施設があり、スタート時よりも、2倍のペットボトルを処理している。1本につき6円の処理費用がかかるという。もちろん、税金だ。年間700t、月60t、数にして30万本のペットボトルが回収されている。横に並べると東京まで届くと説明にあったが、これ人口20万弱の都市だけの話で、日本中のペットボトルを集めたら、日本全土を覆うことになるかもしれない。

しかも、このリサイクルにはエネルギーがかかり、販売元の企業は事業として乗れないので、すでにペットボトルは消耗品と考えている向きがある。事実、リサイクルされたペットボトルの半分は海外に輸出されている。自然の循環にのれないものは、必要な時にだけ使い、無駄な消費を減らすしかない。

市に出すときは、
①中身をよく洗う 農薬など入ったものは危険
②キャップははずす  キャツプは、手作業 
③ラベルはそのままでよい 技術が進歩して手ではずさなくてよい
④あたりまえながら、分別して出す ぺットボトルと缶を間違えないとは思うが・・・