[暮らし]夏休み

電車がすいている。電車通学する学生たちがいないからだ。静かだが、少しさみしい。JRに乗って東京から初めて海が見えるのが、国府津だ。視線の先に海が見える。街よりも海が高い。この高低さが不思議で、国府津駅付近の車窓からいつも海を眺める。

海に浮かんだのは、いつのことだっただろう。荒波に身をまかせ、空を眺めた最後はいつだったろう?
国府津を過ぎる数分、私は海と一体になる。