[食]農林水産省

霞ヶ関農林水産省7階で開催された「有機農業の推進に関する全国会議」。役所主催にしては珍しく満員の盛況で事前申し込みがない人は入れなかった。モデルタウンの自治体や、関連団体、なかには一言いいたいがために遠くから駆けつけた有機農家も。平成18年に有機農業推進法が成立していっきに広がった有機農業だが、昨年の事業仕分けでは、ばっさり予算を切られた。なんとか、多少なりの予算は復活したが、民主党政権有機農業の位置づけは不透明だ。

篠原孝副大臣は、農林水産省の役人の時代に有機農業を推奨したら3回の左遷にあったが、今、こうして有機農業の会合で挨拶するなんて感無量と挨拶していた。しかし、なんだかとてもお疲れのようで、有機農業どころではないという感じがした。それはそうなんだろうが、「このままでは許さんぞ」という有機農家の底知れないエネルギーも会場にあふれていた。前回の小田原市長選挙で加藤候補を応援してくれたのが、篠原さんとツルネン・マルティさん。両議員とも有機農業推進連盟の議員さんだったわけだ。加藤市長と篠原議員は直接の面識はなかったと思うが、小田原市有機農業モデルダウンになったのだからご縁があったのだと思う。

ところで、「ええ、お弁当はいかが。できたばかりのハンバーグ弁当」といいながらお弁当を積んだ手押し車を押すお兄さんに私の目は釘付け。さっそくカメラを向けたら、ふるスピードで逃げられてしまった。なんか、悪かったかしらん。農林水産省のお役人が食べてるお弁当を見たかった。