終戦記念日

私にとっての戦争は、ベトナム戦争、続く交通戦争、そして受験戦争。還暦を迎える私の戦争体験はこうなのである。どうやって反戦に行き着いたかといえば、やはり自分で学習したからである。自力で学ばないと自分の国の真実が見えない国なのだ。

だから、中国が日本を占領するなどという脅迫には、絶対に惑わされてはならないというのが、私の私たる存在理由なのだ。

小田原が最後の空襲を受けた地であることは、「戦時下の小田原地方を記録する会代表」の飯田耀子さんに伺った。今年も、飯田さんは、淡々と戦争体験を語り、私はそれを全身で受け止め、たんぼぼの茎のコーヒーの苦さを充分に味わった。