[食]ご飯一膳の値段

NPO法人有機生産物普及・堆肥化協会主催の「生ごみリサイクル交流会2010」。今年で18回目となる。この協会へは夫が先に興味を持って、(会員になったのかな?未確認)資料を取り寄せていた。その後、取材で毎回私が参加することになる。

ここの事務局会田節子さんは、なかなか頑固な人である。どんなことをしてでも、生ごみを燃やさず、土にかえし、農薬化学肥料を使わない農産物をつくるぞ〜というゆるぎない信念。感服してます。

今年は、生ごみを循環することでもうひとつの地域社会を生み出そうと提案し実践している山形県長井市菅野芳秀さん、生産性がないと思われている「生ごみ」を「花」や「野菜」に変えて、農地のない都会でも生ごみリサイクルができることを実証している戸田市の行政職員の吉田義枝さん。それに長崎県からは、生ごみから育つ野菜のパワーを通して、「いのち」のめぐりを教えてくれる「生ごみ先生」こと吉田俊道さんだ。

生ごみリサイクルの伝道師三人揃い踏みで、しんみりしたり、大笑いしたり、たかだか「生ごみ」の話なのだが奥が深い。

と、突然、菅野さんが掲げたポスター。お米一膳の価格は、約30円(5kg2000円として、1kg400円=約7合で1合57円。1合は約2膳なので、1膳は約30円になるという計算)
なんとアーモンドチョコ4粒分なんですよね。
さて、人間のモチベーションを上げるには、お金ではなく、高い理念であることは十分承知しているが、このご飯の値段は、十分にお米離れを食い止めるのではないかな。百の説法より価格の安さ、ご飯を食べましょう!