[暮らし]戸田市役所の屋上緑化

埼玉県戸田市の平均年齢は37歳。どんどん下がっているんだそうだ。東京への通勤圏として人気が高いのだろう。でも、平地で山もないし、当たり前ながら海もない。戸田ボートはあるが。
そんな都会では、計画的に緑を増やさないといけない。でも、土がない。そこで、考えたのが、市庁の屋上緑化。それもお金をかけない方式で。材料は、戸田市民が出した衣類をリサイクルしたフェルトとガラス瓶と生ごみだ。初期のころ、写真でみたのだが、その時に比べて数段緑が濃い。ゴルフ場よりもよい芝具合なんだそうだ。さらにこの方式、市がパテントをとったというからなかなかのもの。予算のない市には、少し甘くして、企業にはお金をいただくというのはどうかな。屋上緑化に2億投じた企業もあるというのだから。もっとも、企業からのオファーはないらしいが。
さて、この市役所に市民が入るには、許可がいるんだそうだ。なぜなら、市長室が屋上にあるから。セキュリティの関係で、今のところ、戸田市長の目だけを楽しませているわけですね。

ところで、山あり海ありの小田原では、お城のまわりの木の伐採問題が持ち上がっている。お城の景観か、町の緑化か。努力しなくては緑を増やせない都会からどう見えるだろうか?