［イベント］土と平和

今では、９１１をアルカイダのテロ事件とは誰も思っていないが、今から9年前はすっかりそう信じ込まされていたのがなにを隠そう私です。すぐにテロならば戦争を始めるアメリカはおかしいと何人もの友人からメールをもらっていた。聡明な国民はたくさんいたのに日本の小泉首相は、すぐにアメリカに飛んで、ブッシュと握手をして戦争協力を約束したのだった。

いちはやく気がついてアメリカのニューヨークタイムスに戦争をやめるよう広告をだす運動をしたのが、きくちゆみさん。彼女が企画する、９１１の真実を伝える映画「ゼロ」が公開されて話題になっているが、そのきくちさんと高知の有機農家の山下一穂さんとのジョイント講演会が、早稲田国際会議場で開催された。

土のない、コンクリートの建物が破壊されていくさま、劣化ウランに汚されていく土、そして罪のないイランやアフガニスタンの人々。きくちさんは、米や野菜を自給して家族の生存だけは確保することが自分を自由にする最良の道だと。山下さんは、大地を緑にして食糧を供給することが、地球環境と平和への貢献だと話したが、こんな組み合わせの企画ができるのは、成熟した社会になってきた証拠ではないかと思う。

私は、舞台裏でタイムキーパーをしていた。見事、1分だけ延長で終了！