[食]大地とつながる食育

吉田先生が片浦小学校に来た。校長先生はじめ先生方は、口をそろえて「うちの子供たちは、シャイで積極性が足りない」とおしゃっていたが、そんなことない、元気、元気。吉田さんの質問にもしっかり答えて、実に楽しい授業だった。
吉田さんの提案は,1.朝は箸がたつぐらい実だくさんのお味噌汁 2.食事の半分はご飯で 3.旬の野菜と海を食べよう
4.油のとりすぎに気をつけよう 5.ごはんの前ははらぺこになろう 6.のどが渇いたら水かお茶 7.ひと口30回以上噛む「ありがとうございます」で10回×3 8.ありがとう、いただきます! 9.できたら挑戦 ・煮干と昆布を毎日食べる・野菜は皮や芯を食べる・おいしい元気野菜を選ぶ・野菜はゆでるよりも蒸す・袋ものや加工食品を減らす・塩、砂糖、油、しょうゆ、酢、油、ダシを変える・本物のたくあん、糠漬け、漬物、梅干、納豆など発酵食品を食べる といったもの。ちょっと食べ物の勉強している人間ならば、知っていることなのだが、子どものうちにこういう食べ方を知っておくと大人になったときに健康的にも精神的にも違うのではないだろうか?吉田さんは、農業の話などひとこともしなかったが、この食べ方が自分で元気なピーマンをつくろうというきっかけになるかもしれないし、ひいては農業のあり方を変えていく原動力になるかもしれない。おもしろおかしく語られる自然のいのちの循環と不思議。子どもたちは、目を輝かせて聞き入っていた。きっと、土とおなかがつながって、そのつながりの源は目には見えない微生物であることを実践を通して学んでくれると思う。