[暮らし]こんな映画祭

知ってますか?化学物質過敏症。非常に微量の薬物やある種の化学物質によって引き起こされる健康被害。化学物質の摂取許容量、症状や度合いも多様で医学的に疾患とは認められていない。しかし、5万種ともいわれる化学物質の海で人間がバランスを保つのは難しい。お城の松の消毒時には、自宅に帰れない友人もいたが、神経症といわれて誰も何も力になってあげられなかった。彼女は、今どうして暮らしているのか?

真鶴町会議員の村田知章さんもそのひとりで、「化学物質過敏症知ってね☆うぉーく」の代表。3月19日に湯河原町で、「いのちの林檎」の上映会が開催される。木村秋則さんの「奇跡の無農薬りんご」に命を助けられた化学物質過敏症の母子のドキュメンタリー映画。環境汚染から逃れるために、逃げ込んだ山奥にも農薬の影響があったというのだから、私たちの生命はみえない危機にさらされているのだ。
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7月9日は東京・オリンピック記念青少年総合センター化学物質過敏症をテーマにした映画祭が行われるという。その名も「化学物質過敏症知ってね☆映画祭」。主催は「化学物質過敏症知ってね☆うぉーく」。

 上映作品は3本+ビデオレター
  http://mcscinema2011.blog41.fc2.com/blog-category-1.html

  ●上映作品
  1 いのちの林檎 (日本/120分/2010年) 
    10時10分〜12時10分

  2 フル・シグナル (米国/61分/2010年) 
     13時10分〜14時10分 リンク

   ケータイ基地局から出る電磁波に悩まされているのは海外でも同じ。
   爆発的に増え続ける電磁波過敏症アメリカから衝撃的な電磁波問
   題のドキュメント映画の決定版。

  3 ミツバチからのメッセージ (日本/57分/2010年) 
     14時20分〜15時20分

   新しい農薬ネオニコチノイドの危険性を追求したドキュメント映画。
   化学物質過敏症の発症者も登場。ミツバチの大量死を通して見えて
   きた危険な落とし穴。


  4 ビデオレター (映画祭特別企画) 15時30分〜16時10分

    発症者のありのままの姿や支援団体の取り組みなどを、一作品数分
    間で皆様に送るメッセージ。
   発症者、専門医(宮田幹夫先生)、電磁波ウォークなど、9作品を上映予定。

市民の問題として化学物質過敏症を正しく認識すれば、この疾患が他人事とは思えなくなるだろう。ぜひ、たくさんの人に見てもらいたい。