風評被害

ドイツ放射線防護協会からの日本への提言の日本語訳が公開されていると有機農家から情報が
あった。テレビの若いキャスターが、「なんだ。放射線といっても自然にあるものだから全然危険なものじゃないんだ」と言っていたことが耳に残っている。言わされているとしたら、哀れなものだ。
http://icbuw-hiroshima.org/wp-content/uploads/2011/04/322838a309529f3382702b3a6c5441a31.pdf

今回起きていることは風評被害ではなく、東電被害。農家は苦しいだろうが、ここは我慢して、消費者とともに原発を中止させて欲しい。日本農業新聞は、補償についての記事ばかりが目立つ。自然を基盤にした農業は未曾有の危機にあることは、誰の目にも確かだ。農業がなくなれば、日本農業新聞もなくなるだろう。原発問題をもっと切り込んで書いてもよいもではないかと思いつつ、なんとなく紙面が薄くなっていく日本農業新聞を毎日読んでいる。紙面にはできないほど、現実は厳しいのだろうが。

和歌山の宮井農園の清見温州みかんとオレンジの掛け合わせで、収獲期間は短い。東北では、さまざまな果実ができるが、みかんだけは出来ない。このみずみずしいみかんを食べさせてあげたい。