[食]静岡県知事

静岡県知事が書いた本が2冊もある。花のあるまちづくり、観光立国を目指しているのですよね。でも、食についての意識と知恵はなかったらしい。お茶はね、茶葉を食べるのではなく、茶の成分が溶けたお湯を飲むんです。放射性物質がお湯で薄まるという認識が実にまずい、と思ったら、やはり悲惨なことになっていますね。
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110619k0000m030032000c.html
静岡、神奈川の政治家は、お茶農家だけの利益をなによりも第一にして、消費者を守るという視点をもたなかった。民主党神山洋介議員もしかり。私は、安全なお茶を消費者に届けたいというのが農家の使命感であり、そのことに多くの農家が誠実であったと思う。正確な情報、因果関係、出荷停止の場合の農家への補償問題、これを粛々と行うのが行政ならびに政治家の役割なのではないか。そして、その元凶となる原子力発電停止へ向けて行動してもらいたい。

真偽のほどを確かめてはいないが、議会で小田原市の学校給食に福島産野菜を使ったらという議員の発言があったという。私は、原発を止められなかったという贖罪の気持ちで、福島産野菜を食べることで福島の農家の苦しみをわかちあうつもりでいる。が、子どもたちには食べさせたくないし、小田原市教育委員会がそのような選択をしないことを祈る。