[暮らし]科学者

福島市内にいたのは丸1日。いつもと変わらない駅前。小さな子どもとそのお母さん2組がマスクをしていた。私もマスクをするべきか迷う。ふくしま未来塾スバルというブログを書いている女性に会って話を聞いた。彼女、たまたま取材した梨農家のお連れあい。しっかりマスクをしていたが体調はいまいちとか。県の健康検査は18才未満だ。
http://blogs.yahoo.co.jp/fukushima_apple/archive/2011/7/27

最近、「薬害エイズの真相」(広河隆一著)をなぜか読んでいる。わかっていることをなぜ放置するか、その構造的欠陥は日本人特有のものらしい。そんな中での東大の児玉龍彦先生の国会でも発言は本当に勇気のいることだったと思う。世界一の科学技術をもつ日本がこの危機になにもできないわけがないと私は思うのだ。同じ東大の宗教学者島薗進先生が指摘しているように福島で始められる治療しないで調査するABCCの方式をついだ疫学主義では、今すぐ必要な医療措置がとれなくなる可能性が大いにある。医学の社会的責任が問われていると同時に政治家の役割がとてもとても大事。なのに見えないんだよね、これが。
児玉先生の発言を書き起こした方のブログ
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65754131.html
児玉先生の逆システム学 
http://www.ishiyaku.co.jp/magazines/ayumi/23804_355_360.pdf
東大の先生方、学生が見ているのをお忘れなく。

ところで、喉と肌がヒリヒリしたのでホテルでしっこいほどウガイをし、髪の毛を丁寧に洗った。仙台に移動してから、まったくこの症状は消えた。一緒に動いてくれた伊達市のMさんは、喉の下の方がつまるといって咳をしていた。大丈夫だろうか。農家のために毎日奮闘している人だが、自分の身も大切にして欲しい。