[暮らし]仙台七夕まつり

今日から「仙台七夕まつり」が始まる。今年の人出は、例年に比べて2割ほど少ない予想でそれでも来場者は200万人を超えるはずだ。仙台市の人口は100万人かな。実に平常の2倍になる。宮城県の海岸沿岸の被害を思うと祭りの開催は難しいと誰もが考えていたらしいが、仙台市奥山恵美子市長(女性市長!)によれば、
「戦後の混乱が続く昭和21年、東一番丁通の焼け跡に七夕飾りを蘇らせた仙台商人の心意気が、今回も大きな力を発揮しました。」とある。
復興支援として、恒例の「徳島阿波踊り」に加えて、「京都祇園祭」のお囃子と「博多どんたく」も参加とあるので、さぞ賑わっていることだろう。
続けて、市長のメッセージによれば、「京都祇園祭は、1,100年前、御霊会と災厄封じを祈ったのが始まりといわれます。博多どんたくは、戦時中休止していたお祭りを、戦後、焦土の中で復活させ、戦災復興の勇気を人々与えたといいます。たくさんの方たちが、それぞれの形で被災地の復興支援をしてくださっているのです。今年の七夕まつりのテーマは、「復興と鎮魂」。大震災の被災地の復興を願う、特別に思いのこもる祭りとなります。」とある。

さらに「市内190校の小・中学校の子どもたちによる「折鶴8万羽の願い」、「想いをひとつにプロジェクト」(主催:河北新報社)、「願い短冊」(仙台七夕まつり協賛会)など、既に「参加する七夕まつり」が展開されていますが、さらに多くの方たちにご参加いただきたいと考え、8月1日号の市政だよりと一緒に、皆さんのお手元に短冊をお配りしました。願いを記して、市役所前市民広場や区役所、市民センターに準備する笹竹に飾っていただければと思います。」とあるので、各家庭に短冊が配られたわけだ。

先日福島駅から仙台駅に降りたつと、そこは別世界だった。被災していない私でさえそう感じるのだから、被災した方たちは複雑な思いになることだろう。大消費s地は今までとかわらない商いが行われている。ある意味、日本はまだまだ大丈夫なのだ。痛めつくされた第一次産業をどう復活させるか、そこだけに力を尽くせばいいのではないか、とふと思う。お金も物も大都会にいつまでもあると思うのは間違いで、いのちの糧がなくなることに早く気がつかなくては。ものあってこその商人・・だよね。 下の写真は、福島市内の仮設住宅。人影はない。

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