メモリアルウィークin小田原

小田原市根府川にある今は使われていない片浦中学校で、20日から26日までの1週間、原発問題をテーマにさまざまなイベントが開かれている。仕掛け人はフリージャナーリストの岩上安身氏。この方、株式会社「IWJ(インディペンデント・ウェブ・ジャーナル)」を設立して、ネット上の脱原発の流れを精力的に作り、ツイッターでも活躍中だ。

小田原市民にとっては唐突な感じがないわけではないが、でもネットでいろいろと学習している人間にっとては、悪くないじゃないという感じだ。ただ、根府川駅にはタクシーが1台しかないのに参加者の足は大丈夫か、地元ならではの心配はあった。今日、ustream佐藤元福島県知事が黒板を使いながら話をする姿を見て、教室も悪くないなと思う。さらに黒板に禁煙と蛇と猿の文字が。禁煙は分かるが、蛇と猿は出没ありということかな。やはり、根府川。海が見える中学校、私は大好きだけど。

佐藤栄佐久元県知事の怒りは画面でもわかったが、実際直接に話を聞きたかった。福島駅構内の本屋さんに佐藤さんの「福島原発の真実」という本が山積みになっていたっけ。佐藤氏は現職の時から事故を多発する原発に一環して反原発の立場をとっていた。道州制にも反対し、合併しない市町村の地方自治を尊重してきた。原発のある双葉町には300もの神社があるという。つまりは300もの集落がかってあった地域を安全神話という嘘で固めた原発という国策で壊してしまった。1000年でも2000年かかってでも元の姿に戻して欲しい。国は、仙台を中心にした広域行政を行おうと目論んでいる。これは火事場泥棒!と同じだ。

そもそも福島原発は、欠陥があると内部告発されていた。そのたびに住民には、多重防護してあるか大丈夫というビラを撒いていたというのだから、恐れ入る。また同じことが起こる前に原子力発電について国民が関与するしくみを作るべきだ。官僚は何の痛みも感じてはいないと。なるほど。何人首相が変わろうとこの国に変化が見えないのはなぜか?答えはわかってるんですけど。ここで日本が本物の民主主義国家にならないでどうすんだろう?

明日の上映会「チェルノブィリ・ハート」。小田原住民、車で一走りですから見に行ってね。
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第1日目原稿にしてくれたサイト
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