[食]スープの国

韓国の生ごみリサイクル事情を聞いた。そもそも生ごみを埋め立てする場所がなくなったので、堆肥化や飼料化をしようということになった。韓国はやるとなるとやる、でもあまり考えない。これは私は言うんでなく、東アジア環境情報発伝所の朴梅花事務局長の弁。出す側は、もし分別していないとしっかり罰金を取られる。受け入れ側は、ドンドン、補助金でリサイクル施設をつくり、いまや生ごみ争奪状態。しかも、優れた有機堆肥は少ないとか。悪臭もあり、迷惑施設となってしまったケースもあるとか。で、原点に返った。そうだ、生ごみを発生場所で減らそう。ところが、ここで壁になるのが、韓国の食文化だ。何皿も何皿も用意するのが礼儀という文化を変えるのは難しい。そこで、1品を小皿にする。今までは、全世帯均一だった負担金を生ごみ有料袋や電子タグ(ハイテク!)の導入で生ごみを減らす意欲をもてる制度へ変更するんだそうだ。生ごみに捨てるのにお金をかけるのは・・ね。
それよりなにより、生ごみが堆肥や飼料になるのは2割程度で、実はほとんど廃水として下水や海へ流されている。生ごみを燃やすのは、水を燃やしているのと同じとは聞いていたが、スープの国韓国ではその比率は高い。そう、まず省エネ、小食生活、小さな堆肥小屋でいいのかも。