すっきり!

食べ物の安全暫定基準値というのが、すでに7ヶ月たつても改定されない。お米は1キロ当たり500ベクレル以下なら市場に出ると思うと新米とはいえ買い控えるのが主婦のまっとうな感覚だろう。でも、そうすると不検出(20ベクレル以下)のお米も、まったく汚染されていないお米も売れなくなってしまう。せめて、国が基準値を下げてくれたら、買う側はもっと安心できるのではないかと思う。なんといってもお米は主食なのだ。売れないお米は、東電が買い上げて責任をもって処理すればいいのだ。と考えていたら、昨日の岐阜県瑞浪市で比嘉照夫教授が、すっきりはっきり主張してくれた。講演内容は、下と同じ。国や東電のやり方に真正面から批判し、現状の解決法も提案できる人は、そんなにいない。

「私は沖縄で生まれたが、国の言うことを聞いてよかったことはひとつもなかった。福島県の人たちも、国のいうことを聞いてばかりではだめだ。どんなに苦しくてもしっかり自分の頭で判断して欲しい」という比嘉先生の言葉が、とても印象に残った。まぁ、福島県の人たちだけではなく日本人ぜんぶだろうけど。
http://ecopure.info/rensai/teruohiga/yumeniikiru52.html

ところで、静岡より西は放射能なんてあまり気にしていないらしい。でも、この講演会が行われた瑞浪市には、放射能廃棄物に関する研究所があってなんだかとてもきな臭いところなのだ。山紫水明、そんな美しい街なんだけど。