NHK

テレビを久しぶりに見た。NHKの残酷さ、これはすごい。3月11日は、大震災の日の再現だ。まだ、1年しかたたない日に思い出させてどうするつもりなのだ。興味本位でしかないのではないか。さすがの息子もテレビを消した。今日は、住民自身の除染の後に骨髄バンクを究極のボランティアとして、白血病治療に自治体が補助金を出すというケースだ。ともかく、福島県渡利地区に子供がいることは考えられない線量なのだ。「なんのかんのいっても、自分たちでやるしかない」という自治会長。あきらめてしまったんだ、東電にきちんと責任をとれと国民みんなが言わないとだめだ。子どもの白血病?将来、増えるのではないかと心配されることだ。このふたつを続けて流すNHKの神経は、悪質きわまりない。

ところで、なかなか書けなかったのだが、昨年の暮れに飯館村に入った。帰ってから2日目、黄色い痰が出て生きている心地がしなかった。マスクはしていたが、当然防護服は着ていなかった。そんなもの、持っていないし。放射能を甘くみていた。なにしろ、毎時6マイクロシーベルトだったのだから。そう考えると、昨年の3月20日頃、若い同僚が鼻血を出して会社を休んだ。なんで、鼻血で休むのと不審に思ったものだ。後からそのでかたが異常だったと言っている。福島に何度も行き来した友人は、電車の中で軽い心臓発作で倒れた。被曝していっきにガンになったりするわけではない、しかし身体は微妙に変調していくということがとてもよくわかる。人体実験されているんだから。後の人のために役立つでしょと言う福島の人を知っているが、そんなことを言わないで今からでも外に出てほしい。

もし、政府が放射能の危険を把握していたら、どんなに遠くても、いや遠いからこそ箱根まで村ごとでも町ごとでも避難させてくれたらよかったのだ。すべての旅館が待っていたのに。だれも気がつかなかったのはかえすがえすも残念だ。今からでも遅くないのだから、福島の子どもたちを3ヶ月保養させるプロジェクトをつくりたい。ヒルトン、やりませんよね。
神奈川県知事もがれきを受け入れ、脱原発を撤回した。がれきの処理よりもいのちの救出を。
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