立ち入り禁止

チェルノブイリ原発事故は1986年。この写真は1994年撮影のもので、シンチレーションカウンターは0.232μSv/hを示している。チェルノブイリから30km。ベラルーシ共和国ブラーギン市で、むこうは立ち入り禁止だ。撮影した野呂美加さんによれば、当時は主にセシウム137。この時点でセシウム134はほとんど消えている。野呂さんが、福島に初めて入ったとき、ベラルーシでは立ち入り禁止の場所で子どもたちも大人たちも普通に暮らしていていたことに言葉を失ったという。彼女のことだから、「あんたたち、なんで逃げないの?」と叫んだことだろう。ロシア人よりも日本人のほうが、放射線に免疫でもあるのだろうか?

下は、今月の福島市の公園の数値だ。1.08μSv/hだが、これでも除染後の数値なんだそうだ。除染しても、この数値ですよと公表しているんだろうか。数字でもわからない人のために色でわかる技術が開発されてきた。でも、人間の危機を判断するのは人間なのだ。除染とかがれきとか言ってる場合じゃない。しかも政治家は、TPPだ、増税だとピントがずれている。日本を愛していなんだろうか。




こちらからは、ズームにすると数字がはっきり見えます。
http://www.kakehashi.or.jp/?p=5723
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20120329k0000e040151000c.html