告発

内閣府原子力委員会による秘密会議問題で、全国18人の弁護士が最高検公安部に告発状を提出した。近藤駿介原子力委員長ら27人が、小委員会で使用予定の議案や原発反対派の作成した意見書など計32件402ページの文書を、電気事業者に漏えいした行為が国家公務員法守秘義務)違反容疑などに当たるとしている。

近藤委員長を含む5人の原子力委員と内閣府文部科学省経済産業省資源エネルギー庁の各職員は、昨年11月〜今年4月の秘密会議で、外部への配布が許されない「機密性2情報」と明記された文書などを事業者7人に渡したとしている。原子力推進の政官業、癒着の構造がある限り、脱原発という国民の声はなかなか届かない。

たまたま、告発人の紀藤正樹弁護士の新刊本を読んでいたので、なんだか内閣府原子力委員会のメンバーや官僚たちが詐欺師に見えてくる。「反対派を封じ込めるために秘密会議を開いていた。民主主義の根幹である『手続きの適正さ』にかかわる問題」という紀藤弁護士は、3・11後、すぐに母乳から放射性物質が出たらボクが弁護人になるから東電を告発しようと呼びかけていた人物だ。国家を告発すると同時に日本人の「いのちよりも経済が大事」というマインドコントロールをといて欲しいものだ。

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