福島

司馬遼太郎が「歴史のなかで都市ひとつがこんな目に遭ったのは、会津若松しかない」と書いた会津若松。昨年の今日、
会津若松で、稲刈り前の勉強会が開かれた。放射能被害が少なく、豊作であったこともあり、誰もがのんびりとした雰囲気だった。ただ、友人のひとりが、お酒が売れないのは風評被害だと言っていた。会津藩の藩校日新館の什の掟―じゅうのおきてにある「ならぬことはならぬものです」。歴史については疎いが、幕末、幕府に尽くしぬいた会津藩の精神的支柱が「だめなものはだめ」なら、この厳しい考え方を今こそ政府に突きつけなくては。時の政府にたてついてはいけないということだけが、福島県人に伝えられているわけではないだろう。「歴史のなかでこんな目に逢ったのは、福島しかない」なんてことにならないで欲しい。明後日は、二本松市のチーム二本松を応援に行ってくる。
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