ビル解体

小田原駅前にある「箱根登山ベルジュ」は、1959年開業。地上9階、地下1階の商業ビルだが、売り上げの大幅な減少と建物の老朽化で、来年の3月末に閉館する。ここだけの話、小田原にとってよい話だと思うのだ。あの大きなビルがお金を生み出した時代もあったが、これからは高い建物はいらない。箱根登山の英断に敬意を表したいぐらいだ。

もし、長く小田原で商売をしたいと思うならば、ぜひこれから始まる地下街で店を構えてもらいたい。駅前には、やはりそれなりの空間が必要なのだ。今の東口は、駅前のたたずまいを満たしていない。ぜひ、ビルの跡地を地下と一体と考えて再利用してもらいたいものだ。土地は誰のものかわからないが、もう駅前にあるといことで、すでに公的な土地として扱われなくてはならない。

ところで、ドンキホーテ前の2つのビルも経営と老朽化の問題を抱えている。2つのピルに入っているテナントをどちらかのビルにまとめて、もう1つのビルに大手のテナントを呼び込むことができれば最高だが、そんなウルトラCができるだろうか。少なくとも、「無印良品」と「ユザワヤ」は、撤退しないでね。「無印良品」は、地下に入ったほうがいいと思うんだけど。

どちらにしても、ビルがなくなるのは、全然さみしくない。