[食]そうか

生ごみ先生こと吉田俊道さんからの報告。
農薬と行動異常については、さまざまな調査結果が報告されてきましたが、今年の12月、東大の報告で、今回初めて、その科学的メカニズムについての実験結果が得られました。
詳しい報告は http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720121218eaap.html
やはり化学物質が、脳の発達をかく乱させていることがマウスで確認されたのです。

昨今の発達障害児童の増加は現場の先生方皆さん実感していることろですが、これも今年12月に文部科学省から発表されましたが、全国の担任の先生にアンケート調査したところ、普通学級に通う小中学生のなんと6.5%が発達障害の可能性があることがわかりました。 具体的には、学習障害4.5%、ADHD3.1%、高機能自閉症4.1%

普通クラスの15人に1人は、ADHDやLDや高機能自閉症のようだと、現場の先生が実感していると言うのです。
もう本当に大変なところまできてしまいました。

なぜ今増えているのか、微量ミネラル欠とともに、化学物質の影響も大きいようです。

現在特に身近に増えている化学物質の1つは、やはりネオニコチノイドでしょう。
日本の農薬使用量は全体では減ってきているのに、減農薬、省力化のために、ネオニコの使用量はこの10年で3倍に増えていて、さらに、家庭用やペット用殺虫剤にも広く使われています。

特に農薬は直接食べますし、胎児や子どもへの影響は格段に高いはずで、無農薬の農産物を本当に早く普及させる必要があります。

みんなで元気野菜作りのコツと楽しさを市民レベルでもっと広げていきましょうよ。それが、農業を変えるための、遠いようで一番早い方法だと思います。結局、政治家が力で世の中を変えるのは不可能で、小さな自分がちょっと動くことで、その総和で、世の中は変わっていくのでしょう。

私はこの半年、野菜作りの現場でしっかり働いたことで、虫害の格段に少ない野菜を作るためのノウハウを、ますます明確につかみました。できれば近くの私の講演会に参加して、その方法を、しっかりマスターして、それを周りに伝えて欲しいです。


私は、子どもたちを30年近く、身近で見てきたが、本当に大変な状況なのだ。座ることができない子どもたち、計算だけできない子どもたち、問題はそうした子どもたちの内面をどう豊かにできるかだ。問題を克服するということよりも、子どもに寄り添うことができないことで私は身を引いた。人間は、自然の一部なのだから、人工的にできた食べ物では生命を維持できない。それだけのことなのに。