ミカン

ミカンに含まれる色素βクリプトキサンチン。ミカンをたくさん食べると、手のひらが黄色くなる。それはβクリプトキサンチンが体内の血液や皮下脂肪に取り込まれ、皮膚を通して透けて見えるのよ。実にわかりやすい。果樹研究所の調べでは、この黄色ちゃんを毎日3個〜5個食べる人は、肝機能障害や動脈硬化骨粗鬆症といった病気の割合が少ないことが分かってきたそう。冬に炬燵でミカンを食べるというのは、実に理にあっているわけ。手でむくのは面倒という人が増えて、ミカンの消費量は減っているそうだが、まったくもったい。和歌山・有田市、大産地1000軒のミカン農家のうち有機ミカンは、3軒だけ。その1軒、宮井農園のJAS認定ミカン。宮井さんは、元サラリーマン。除草剤や化学肥料を使わない農家でがんばってきた。年々絶品の味になっている。ぜひ、この冬、召し上がれ!

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ここまでは宣伝。実は、国際有機農業映画祭で、このミカンをボランティアの若者に配給したのだが、「おいしい」「おいしい」と大評判に。で、大学の先生が、飛んできたんです。「どこのミカンですか」って。学生に説明するという。いったい、若者はどんなミカンを食べているのか?いや、親元離れた大学生たちは、ミカンなど食べていないのかも。心配だ。