漁網問題

矢ヶ崎先生をお招きしての学習会で、南足柄市箱根町へ魚網問題は、さまざまなことが明らかになった。

まず、
南足柄市の埋め立て処分場は、管理型処分場で、屋根もなく、コンクリートで遮断されていない。地下水への侵入や、乾燥によって空気に拡散するこなど、大きなリスクがある。

②雨坪処分場に近くを流れる狩川は酒匂川の支流。あしがら平野の農業、相模湾の漁業に影響を及ぼす可能性を否定できない。

にしては、下流にあたる小田原市民の反能は鈍い。お茶やみかんにセシウムが出たと大騒ぎしたのは何だったんだろう?放射能の振る舞いを知っていたら、南足柄市のことだから関知せずではすまないだろう。

国は、原子力発電所を運営していくために防護基準を厳しくしすぎると原発を存続できない。犠牲になった人は個人の責任で我慢してくれ、と自民党政権はあからさまに言っいるのだから、自分の住む場所の安全は、自分で守らなくてはいけない。

なのに南足柄市は、国や県のいうことを聞いて、一部の関係者のみに話をつけて強権的にものごとを進めている。漁網の形をした原発誘致を同じ構造だ。市民自治をうたう小田原市ならば、どう動くだろうか。

しかし、南足柄市はそれでも地元の自治会では反対意見が出て、紛糾したり、若いお母さんたちが市長の説明を要求したり、(議会では、市のアリバイつくりに利用されたが)それなりに抗議を行っている。

さて、箱根町はのんびりしたものらしい。旅館のオーナーは胸に手をあてて考えて欲しい。どうして商売が成っているか。いうまでもなく温泉、それに自然
ですよね。そこにダイオキシン放射能汚染というやっかいものをどうして埋めなくてはならないか?100年たってもその影響は8分の1にしかならないんですよ。

汚染されたものは、何ベクレルであっても、移動させない。これが厳しい決まりなんです。

次の事故が起こる前に、はやく原発をあきらめて欲しい。そして内部被曝の影響を認めたとしたら、心やさしいお医者さんたちも、科学者たちも、企業家も、政治家も、子どもたちのために最大の力を発揮してくれるだろに。