無農薬トマト

野菜で何が一番ご飯に合わないかというと「トマト」ですね。
白いホカホカのご飯にあの熟れたトマトを乗せるって、ここまで一般的な野菜になってもそぐわない。トマトケチャプならば、多少は許せるかもしれないが、それも、ひと手間かけてのオムライス。中高年の郷愁を誘うナポリタン。スパゲティにケチャップは、イタリアならではの逸品だ。うどんにトマトを絡めてっていうのは、いかがなものかな?

ところで、このトマト、日本に入ってきたのは江戸時代。狩野探幽が寛文8年(1668)に珍しい実を描いているそう。明治時代に入り、おそるおそる口にした人たちも出てきたが、本格的に日本人の食卓にあがったのは、戦後だ。石油をたいて、冬越しトマトまで栽培してきたのだから、全国すみずみ,日本人3代すべてトマトを食べたことになる。

ただし、イタリアのカラッとした天候にあっているトマト。日本の高温多湿では、病気の発生が多くて、どうしても農薬を使うことに。有機JAS認定トマトは、本当に少ないのもうなずける。写真は、認定はとっていないが、無農薬栽培のトマト。桃太郎を筆頭に25種類、大きさも色もとりどり。鎌倉市の小泉章さんのトマトたちだ。市場に出さずに自宅で売っている。(食べて見たい方は、0467-46-4209)比嘉先生の直々の指導で、EM活性液やEM生ごみ液肥を使い、おいしいトマトを栽培しながら、小泉さんも喘息を克服した。万事よかったねと会うたびに心の中でつぶやいている。