[食]夜中のおはぎ

newmoonakiko2006-02-07

食事の門限は9時とか。それ以後は食べてはいけない。でもね、仕事をしていると食べたくなるのですよ。
ラーメン、焼きそば、鍋焼きうどんとか。材料のある時は問題ない。なくてもコンビ二は開いている。しかし、外は寒いし夜道は恐い。
この夜、あるものが食べたいと誘惑したのは、小田原の和菓子「菜の花」さんから頂いたアンコ。11時、おもむろに台所に立って暮れにお餅にし損ねたもち米2合を研ぎ、炊飯器にセット。12時過ぎ、炊き上がったもち米をすりこぎでつき、まるめる。アンコをこれにつける。そうです、「おはぎ」の出来上がり。
思えば、母の「おはぎ」好きは常套ではなく、春秋彼岸の3食おはぎというのもいかがかなものかと子供心に思ったものだ。アンコの上にさらに砂糖をかける−お母さん、糖尿病になるよ。と言ってたら、晩年本当に糖尿病になった。さらにびっくりしたことは、酒飲みの夫が無類の「おはぎ」好きだったことだ。彼は、スーパーにもち米と小豆を買いに行き、原稿を書きながら、小豆をコトコトと煮ていた。さすがに砂糖はかけなかったが、こちらも糖尿病になった。
というわけで、私は家にいる時は母の、結婚したら夫の手づくり「おはぎ」を食べていたことになる。そして、今晩自分で作る夜中の「おはぎ」。あの世で「そろそろ、あんたが作ってよ」といっているのかな。私は、糖尿病になりたくないけどね。