[子供]魂にも栄養を

newmoonakiko2006-02-20

また子供をめぐる痛ましい事件が起きた。近くの小学校では、集団下校らしく、通学路の角々に母親らしき女性が立っている。今回は、送り迎えの車内で子供が友だちの母親に殺されるという、普通なら考えられない事件なので、さぞ小さな子供を持つお母さんたちは複雑な思いでいるだろう。
加害者の女性は、周囲に様々な悩みを訴えていたという。まわりの母親たちもいろいろと心を砕いていただろうし、送り迎えは当番制というから、それ相当の信頼関係もできていたことだろう。
というのが、普通の見方だが・・。仲良しグループで送り迎えするというのは考えられるが、義務としての当番制送り迎えというのも、奇異な感じがする。

新聞報道で見た加害者のただならぬ眼光を見て、私も複雑な思いにとらわれた。勿論同情する気持はないけれど。人間の悩みの大半は、幻想であり、妄想であり、思い違いであり、勘違いからきていると思う。それは、いつでもどこにも誰にも用意されている落とし穴である。そこに落ちると人間は鬼にもなる。足をとられないために魂に栄養を与えなくては。
鬼が動き回る世の中では、子供たちは道草もできない。携帯電話を子供に持たせるのがいいか悪いかの話などぶっ飛んで、今や携帯電話は安全安心の必需品になってしまった。こんな社会にしてしまってごめん。
写真は、お迎えのお母さんを待ちながら描いた1年生の絵。春風に今にも踊りだしそうな女の子が可愛い。