泥つきレンコン

newmoonakiko2006-02-21

愛知県知多郡(現愛西市)の農家・中野秀昭さんから、泥つきレンコンが送られてきた。中野さんは、まだ50代前半。自然農法で稲作とレンコン栽培をしている。お米づくりはともかく、自然農法産レンコンというのに痛く心ひかれていた私。10年近いお付き合いで、重い腎臓病の少年が玄米菜食で生き返り農家を継ぐまでの涙なしには聞けない話、「レンコンを農薬なしで連作するのがいかに大変か」という苦労話、いろいろ伺っていたのだが、実物を食べるのは初めてで、ワクワクした。
まずはさっと茹でてポン酢で食べる。「甘味があって、芋みたい」と息子が言う。「糸をひくとこが、栄養があるんだ」「ポリフェノールがあるから花粉症にもいいんだよ」「ビタミンC、カリウム、鉄分、タンニン、食物繊維」「美肌、便秘、喉や痰にも功能あり」ふたりで、レンコン賛美だ。
「レンコンを掘る時、普通はユンボという機械を使うけれど、それをすると土が固くなってしまう。だから、僕は手で掘るんだよ」切り口がまん丸なのは、そのせいか。自然農法のものは、穴が均等にあいて、形が左右対称なのだそうだ。しかし、あの穴が9つなのはなぜだろう?ちなみに我が家にあった千葉産レンコンの穴は7つだった。品種によるのだろうか?
レンコン、ごぼうなどの根っこ野菜は、自然食にかかせない野菜だ。食材に一言ある知人におすそ分けしたら、「レンコンはこういう土でなくてはね。この土をとっておくわ」と喜んでくれた。レンコンも、さぞうれしいことだろう。