[食]病気にならない生き方・食べ方

newmoonakiko2006-02-25

今、トップセラーを続ける「病気にならない生き方」の著者・新谷弘実先生の講演会に行ってきました。新谷先生は、アメリカで活躍する胃腸内視鏡外科医。新谷式と呼ばれる大腸内視鏡の挿入法を考案して、開腹手術をすることなしにポリープを切除することに成功。先生の言い方によれば、従来の外科医の何パーセントかを失業させてしまったわけです。子供の頃から、機械いじりが好きで、ことに楽器はなんでも弾きこなせるぐらい、手先が器用な天才だったらしい。その先生が、35年間、内視鏡で胃腸を診断した結果、なぜ人はこんなにも腸の様子が違うのかと疑問を持ち、
患者ひとりひとりに何を食べているのか問診した結果、病気を引き起こすのは、食べ物である、ことに食べ物の酵素コエンザイム)が大きく関わっていることを発見。肉食、乳製品、お酒、タバコを常習している人の腸の映像を実際見てみると、本当に汚らしい。「この人は、すごい美人なんですけど」などと冗談を交えてお話されるのですが。
では、何を食べればいいか。それは、桜沢如一が提唱したマクロビオティック(玄米菜食=酵素がたくさん含まれているー先生の口からマクロビオテックの話はなかったが)+よい水+サプリメント。90パーセントは植物由来の食物を食べて、残り10パーセントは、動物性の食べ物でよい。本来、人間はそういう食べ物で生き延びてきたのだから。納得です、私は。東洋医学的には、玄米菜食であれば、食物の中に人間に必要な水分は十分含まれていて、お水をがぶがぶと飲む必要はなく、食後のお茶などでいいというけれど。それにサプリは、同じものを長く飲み続けると、逆に害になる。サプリそのものより、生産過程で必要な酸化防止剤や保存料の害が大きいとも言われている。この2点は、少し疑問かなとは思いましたが。
アメリカの食生活を医者の立場で分析した先生の食養生は、アメリカ経由の日本食再発見で新鮮なのかもしれません。
もちろん、玄米や野菜は有機のものを食べなさい。私達は、土からの微生物で生かされているのですよ。
私も腸美人になって、お医者さんにかからず、びんびんころりんとあの世にいきたい。歯医者以外病院に行かない生活をここ20年続けているので、この調子でいくぞと改めて思った次第。そのためには食生活に気を配り、くよくよせず前向きに。しかし、コーヒーをたんぽぽコーヒーに変えることすらできないんだからね。まして生き方なんて変えられるのかしらん?とは思う。
写真は、新谷弘実先生。お年は70歳。先生の血液はさらさら。腸がきれいになると血液もきれいになるから、内視鏡で自分の腸を見る必要はないそうだ。ちょっと、見たかったけど。