[子ども]非難や評価せず、勇気づけて

newmoonakiko2006-04-14

STEP勇気づけセミナーを受講したのは、3年前になるか。それ以来、月に1度、若いお母さんたちと一緒にアドラー心理学に基づく民主的な親子関係をいかに築くかを学んでいる。夫が亡くなった後の親子関係は、私にとっても息子にとってもなかなか厳しかった。なんとかしなくては、と悩んでいた時に、このセミナーの先生をしていた知人から、「是非やってみなさい」というアドバイスをもらったのだ。仲間を募ったら、ただいま子育て真っ盛りのお母さんが数人集まった。青年を子どもに持つ母親は、私ひとりだった。
子どもが、自分の責任において自分の行動を選び、その結末が自分にとってプラスかマイナスか自覚できるような自律的行動を行えるようにするには、親のかかわり方が最も大切だと。そのためには親の自己訓練なしには達成しない!
この親のためのハンドブックの監修者、南博先生が、「子どもを理解するためには、親自身の自己発見が必要なのであり、子どもの人間的成長と親の人間的成長は、重なり合い、もつれ合って進行する」と書いている。なかなか含蓄にとんだ一文である。重なり合い、もつれ合うー子育てに限らず、夫婦でも、友人でも、人間と人間が育ちあうとは、そういうことなのだろう。
先日、21歳の息子にきっぱりと、しかしなんだか諭すように宣言された。「一緒に暮らすのも後1年ということで」と。まぁ、この年になれば独立は当たり前のことだが、両者共に依存しあい甘えあった感があったここ数年だった。息子の人間的成長と私のそれ、それ相応に重なり合っているのだろうか。

STEP勇気づけセミナー情報
http://love-dugong.net/sarah/step/