[映画]あこがれの浅丘ルリ子、どうした高倉健

newmoonakiko2006-04-15

1月は、1週間に1日2本、8本の映画を見ていた。仕事を終えて6時台に1本、続けてもう1本。最終1本前のJRで帰る。寒い夜道を映画の余韻に浸って歩いた。この時間は、恐ろしいほど小田原の街には人がいない。映画館でバイトしている息子の余禄で、私は映画を見るチャンスを与えられた。映画好きの息子より見ているのではないかな。
博士の愛した数式」の浅丘ルリ子。小説では洋服だったと思うが、彼女の渋いきもの姿。我々中年女性の間では、ちょっとした話題だ。彼女の存在が、あの映画に陰影を与えている。魅惑的な悪女がいなくては、映画はつまらない。しかも、凛とした悪女。虚数の美しさというものかな。浅丘ルリ子は1940年生まれ。浅丘ルリ子はいくつになっても浅丘ルリ子だという感じ。映画は久しぶりだと思う。舞台の浅丘ルリ子もすごいだろうな。
かたや、「単騎、千里を走る」の高倉健。任侠健さんを脱皮した「幸せの黄色いハンカチ」「あ・うん」は、よかったのに。演じてるのか演じていないのか、はっきりして!と思った。ルポルタージュではなかったよね、この映画。中国の風景は実によかった。健さんとは、やっぱり名画座で会ったほうがいいのかも。健さん、1931年生まれか。せっかく歳をとったのにね。というように俳優の歳のとり方をスクリーンで垣間見ている。さて、仕事が終わったら、また映画を見に行こうっと。