ようこそ、尊徳の故郷へ

newmoonakiko2006-04-16

今日は仕事仲間の1人が、小田原へお引越しである。新天地は富水。引越しの手伝いのため、久しぶりに小田急富水駅に降り立った。
隣駅の栢山は、かの二宮尊徳の生誕の地である。富水から栢山一帯を歩き、尊徳の生家と同じ敷地にある尊徳記念館を訪ねたのは、もうかなり前のことだ。その時、改めて尊徳の偉大さに触れた思いがした。薪を背負って本を読んでいる少年金次郎が2m近い背丈に成長したのも、この時に知った。後世、農業に初めて経済を持ち込んだ男とも言われているらしい。倹約、勤勉と、戦争中は、国家のために大いに利用され、戦後高度成長と共に忘れられ、経済破綻の今、救世主としてあがめられている。ご本人の心境はいかばかりか。
今この地域は新興住宅地に生まれ変わっている。しかし、6月になると田んぼが不思議に姿を現す。水を湛えた田には白鳥が降り立つ。地域の人々が尊徳を偲んでいるかどうかはわからない。
ところで、小田原の住人になった彼はもうすぐパパになる。男の子だったら、名前は金次郎?まさかね。