菜の花・暮らしの道具店に行ってきた

newmoonakiko2006-04-17

「菜の花」とは、小田原にある和菓子やさんである。和菓子やのニューウィブと言うのかな?茶道に通うず老舗和菓子屋さんは数多く凛然と存在する城下町である。その中で、
和菓子を職人の作る和菓子から開放したのが、この「菜の花」。素材に有機栽培のものを使い、包装をモダンに変え、商品にストーリー性を持たせた。私は密やかに小田原和菓子革命と呼んでいる。「菜の花」名入りの黄色いのぼり、黄色い軽自動車。すべて、オーナー高橋台一さんのイマジネェーションから生まれたと聞く。この人の手にかかるとただの温泉まんじゅうが、「箱根のお月さま」になる。第1号店が駅前に出来た時から、おもしろいおじさんが小田原にもいるなぁと遠くから眺めていた。近づいてみたらちょっとお兄さんの酔っ払いだった・・・かな。
その菜の花の「暮らしの道具店」が、14日満月の日にオープンした。チラシには、「僕がつかっていて、良いもの。人につかってもらいたいもの。感動するもの。気持のいいもの。環境にやさしいもの。美味しいもの。心やすらぐもの。懐かしいもの。その土地の力を感じるもの。・・中略・・そんなものがおけたらと思ってのお店です。」とある。こういうお店は、都会ではそう珍しくない。が、暮らしというとたいがい女性のプロデュースなのだが、台一さんはもちろん男性なのである。そこのところは、なかなか面白いと思う。実際、駅前店2階を覗いてみた。台一さん好みの器は分かるにしても、野田琺瑯の品があるのはなるほどと思った。野田琺瑯は日本が誇る最高の琺瑯メーカーでもあるし、ここの社長はなかなか頑固な人だと聞く。小泉誠デザインのこぶりの白い琺瑯ヤカン。形がよくて野田琺瑯ならいうことなし。しかも、好みの白。でも、すぐには手に入らない。勿論、予約しました。妥協せず、よい人=ヤカンを待っててよかったの心境?これは、あなたのいいものではなくて、もう私のいいものよ。
帰り際にお店のコグレさんが耳うちした。「びわこのふきん。これを置くためにこのお店を開いたんですよ、社長は」って。海や川や湖を汚す合成洗剤を使わない食器洗い用フキン。それって、殺し文句ではないか。もう一品お買い上げは、367円びわこふきん!