広島原爆投下の日に

newmoonakiko2006-08-06

清里高原にギラギラとした太陽が降り注ぐ。広島に原爆が落とされた日から、61年。今年は黙祷の変わりに美空ひばり混声合唱曲「1本の鉛筆」を歌った。もしも1本の鉛筆とざら紙があれば、「人間を返せ」と私は書くーという反戦歌。松山善三作詞佐藤勝作曲のこの歌を混声合唱曲に編曲したのが、われらの指揮者、中島良史だ。先生は、昭和19年生まれ、国立音大助教授で、「開かれたクラシック」を目指して、ジャズとクラシックの融合や、ピアノだけの「第九」など、ユニークな音楽活動をされている。というのを知ったのは、昨夜の飲み会でのことだった。最近、美空ひばりの「川の流れのように」が合唱されることが多いが、これも中島先生が混声合唱に仕立てた。さらに15年前から、世界の若手演奏家たちを育てる国際音楽祭ヤング・プラハを創立。その代表を務めていると。私は音楽の世界には門外漢で、そんな先生の活動はまったく知らなかった。
音楽的に「はしにも棒にもかからない」私には、先生の指導はいっさいなし!ただ、小田原に誕生した3世代のコーラスには、いたく共感してもらえた。音楽の力で世の中を変えるーそんなことを先生は本気で考えているのかなぁ。
しかし、来年は清里のペンションに泊まったお客さんを招待して演奏会を開こうというのは、無謀じぁないですか?
地域にチラシを撒くんだって。冗談もほどほどに。

☆おじさん、おばさんの歌の伴奏をしてくれたのは、田中理恵さん。近々、「火の鳥」ピアノソロ演奏でCDデビューするという。ファンクラブを結成する予定だ。